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香りとからだ、こころのメカニズムをひもといて、キレイにハッピーになれるバスタイムをめざしましょう。 はぴばす通信

香りと免疫のおはなし

香りは本当に免疫を活性化するのか?
実験から見えてきた特定の成分に注目。
毎日のバスタイムに活用して、健やかな美しさをめざしましょう。

森林浴の香り、「αピネン」とは?

 これまでの連載で、香りが脳へ伝わり、自律神経等に作用することをご紹介してきました。しかし、それは、香りを嗅いだとき、つまり嗅覚全体のおはなしでした。じつは、わたしたちが香りを感じるとき、そこにはさらに細かいたくさんの成分が存在します。そして、その成分ひとつひとつに特徴的な働きがあることが、さまざまな実験や研究からわかってきています。
たとえば、森の空気を吸い込んだときのさわやかな香り。これは樹々が大気中に発散している森林揮発性物質(フィトンチッド)というもの。その中にはα-ピネン(アルファピネン)という成分が含まれていることがわかっています。
いわゆる森林浴で癒されるのは、α-ピネンが関係しているのではないか?厚生労働省や各組織、企業が研究に取り組む中、入浴剤、「バスクリン」に配合されているα-ピネンについても実験が行われました。そして、興味深い結果を得ることができたのです。

α-ピネンと免疫機能の関係

 実験は、30~50代の健康な方々を対象に、α-ピネン入浴と通常入浴をしてもらい、その後の血液やリンパ球の変化を比較するというもの。結果、α-ピネン入浴では、細胞傷害性T細胞(CTL)活性が上昇したことが認められました。CTLとは、ウイルス感染細胞や癌細胞など、異物となる細胞を認識して破壊する細胞です。また、通常入浴では、免疫機能に関わる抹消リンパ球の細胞率が減少を示し、一方のα-ピネン入浴では変化は認められませんでした。以上の結果から、α-ピネンは、健康を維持するための免疫機能によい作用をおよぼしているのではないかと考えられます。
同じ環境にいても風邪を引くひとと引かないひとがいる、その背景として、免疫機能が活発か否かはとても重要な鍵を握っています。美しさに基本もやはり健康から。季節の変わり目など、体調が不安定になりがちなときは、特に意識してα-ピネンの香りにひたってみるといいかもしれません。

自宅のお風呂で森林浴

疲れたときはお休みを利用して、ぜひ森林浴へでかけましょう。そこまでの余裕がない忙しい平日は、森の香りを楽しみながらお風呂で深呼吸をしませんか?呼吸は、自律神経の中で唯一私たち自身が意識的にコントロールできる部分。深くゆっくりした呼吸を心がけることで、心身をリラックスモードに切り替えることができます。α-ピネンなどの香り成分も、呼吸を通して体内に取り込まれます。ぜひお試しを。

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