朝起きて、冷たい水で顔を洗って目を覚ます。ちょっと一息つきたいときに、ポットへ水を入れてお湯を沸かす。1日頑張ったご褒美に、お風呂へお湯をためてゆっくり浸かるーー。日常のあらゆるシーンで登場する水は、私たちの生活に欠かせない資源です。

株式会社バスクリンでは、水をはじめとした“自然との共生”を基本理念の一部に掲げ、入浴剤を中心とした環境と調和する商品を作っています。

特に2018年秋に発売された「バスクリンマルシェ」は、香料や保湿成分など、入浴剤を作るすべての原料を自然由来のものにして、残り湯も環境にやさしい商品です。

今回、「バスクリンマルシェ」を通して豊かな自然を作りたい。開発者のそんな思いから、きれいな水がいつまでもあり続けられるよう、あるプロジェクトを始めました。長い間放置されてしまった森を「バスクリンの森」と名付け、この森を整えることで自然を再生していくプロジェクトです。

「バスクリンの森」がある場所は株式会社バスクリンにとってゆかりのある土地、静岡県。「バスクリン」や「きき湯」など、入浴剤を生産する静岡工場がある場所です。静岡県で作られた入浴剤が、みなさまの家庭に届けられています。

「バスクリンの森」は、20年以上ほとんど人の手が入っていなかった場所を整えて作られていきます。一緒に整備していくのは、木こりの久米 歩さん。「自然エネルギーを考える木こり」として、森の持つエネルギーに着目しながら林業を営んでいる方です。

取材日は、雨が降っていました。「このプロジェクトのスタートにふさわしい、恵みの雨ですね」と久米さん。

雨の音を聞きながら深呼吸してみると、ひんやりと湿った空気が身体を巡り、なんだか浄化されていくような気分。土壌に浸透したこの雨が、森を整えていくことできれいな水へと変わっていくのだそう。

このプロジェクトでは、森を維持する久米 歩さん(写真右)、「バスクリンマルシェ」開発者でプロジェクトの発案者でもある佐藤 光さん(写真左)にお話を聞きながら、ライターのもりやみほが森を整える様子をレポート。時間をかけて森の成長を見守ります。

また森を整える資金は、「バスクリンマルシェ」の売り上げの一部を充てています。みなさまの協力とともに育っていく「バスクリンの森」。ぜひ一緒に、その様子を見届けてください。

「バスクリンマルシェ」とは?

自然由来の原料だけを使った薬用入浴剤。
食事や衣類のように、お風呂でも、自然由来の素材を楽しみながら取り入れ、心まで豊かになってもらいたい。そんな想いでつくりました。
素材を楽しむ、ここち良さを体験されてはいかがでしょうか?

文:もりやみほ、写真:市岡祐次郎