お風呂で半身浴をしてダイエット…、実はこれ間違っているんです。チームお風呂博士が、お風呂を活用したダイエット方法のご紹介します。

半身浴でダイエットは間違い!

お風呂で汗をかき、浴後体重計で大喜び!という方がいますが、これは大間違い。普通にお風呂につかっただけではカロリーは10~20kcal程度しか消費されません。入浴中に汗をかき、“痩せている感“があるかもしれませんが、これは体内から一時的に水分が減っただけなので、浴後の水分補給で元に戻ってしまいます。しかし、お風呂でダイエットは本当にできないのでしょうか?

お風呂で血行促進。食事前の入浴で食欲を抑えよう

食前にお風呂につかると、体全体の血行促進がされ、一時的に胃や腸の働きが抑制されます。ダイエットのために、半身浴で長時間つかる方がいますが、実は全身浴で適切な時間行う方がダイエットには望ましいんです。長時間お風呂につかることで、肌の角質層の保湿成分が流れ出てしまい、お肌がかさかさになってしまうこともあります。食事前に全身浴で血行促進し、しっかり水分補給をしましょう。

入浴ポイント1:食事の前に入浴を
温浴することは、カロリーを消費するだけでなく、食欲を抑える効果もあります。お湯に浸かると、皮膚の血管が拡張し、胃腸の血管が縮小します。この働きによって胃腸の働きが緩慢になり、あまり空腹を感じなくなり、食欲を抑えることができるのです。

入浴ポイント2:40℃で15分。お湯はたっぷり張る
お湯の水圧によるしめつけで、体全体の血流がよくなります。また水圧を受けている状態はマッサージされている状態に近しく、むくみ解消にも一役買ってくれます。

入浴ポイント3:夏場なら30℃で浴槽内で足の曲げ伸ばし運動
とてもぬるいお湯につかると体温をお湯に奪われます。そこで体が体温をあげようとしカロリー消費がされる仕組みを活用し軽い運動をしましょう。
これはプールで行うアクアビクスと同じ状態をおうちで再現しています。

*典拠:たった1℃が体を変える(早坂信哉著)
https://www.o-uccino.jp/article/posts/62093