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研究開発
2007年03月19日

浴用剤のリラクセーション効果を脳波で実証

ツムラ ライフサイエンス株式会社

ツムラ ライフサイエンス株式会社(本社:東京都港区、社長:古賀和則)では、広島国際大学、ひとセンシング株式会社、ロフテー株式会社と共同で、浴用剤を使用したときに感じる「リラクセーション」効果を客観的に検証し、以下の効果を実証しました。なお、本研究内容は日本感性工学会春季大会(2007年3月16、17日、筑波大学)で発表しました。

研究背景

ストレス社会といわれる今日、入浴はリラックスできる時間として位置づけられ、また、浴用剤の使用において、約70%の方が入浴時にリラクセーションが高まることを期待しています(下グラフ参照)。しかし、浴用剤を使用した際の「リラクセーション」効果を客観的に検証したものはほとんどありません。

1. 入浴はリラックスの時間

実感される入浴効果
★入浴は、癒しの時間として一般的に認識されている。

2.浴用剤には温浴とリラクセーション効果を期待

入浴剤の重視ポイントTOP4
★入浴の質を高める方法として浴用剤の使用が挙げられる。

目的

今回の研究では、被験者に一定時間の精神負荷(計算課題)を与えた後に入浴してもらい、浴用剤が快適感(リラクセーション)に及ぼす効果を客観的に実証しようと試みました。客観的指標には、脳波(α波)のリズム度から算出する快適度(%)を用いて、浴用剤ありとさら湯の場合の比較を行い、その差を検証しました(n=16)。
※快適度とは、緊張感がやわらぎ、心地よさが高まると高くなる数値です。

結果

「浴用剤で快適度UP」

浴用剤を使用すると、さら湯に比べ入浴中に快適度の高い状態になり、入浴後も維持されました。つまり浴用剤は緊張感を緩和しリラクセーションに促進的であることが明らかになりました。

1.入浴中

下の図は、入浴前の精神負荷状態からの快適度上昇率をグラフに示したものです。浴用剤を使用する方がさら湯に比べ入浴中に快適度が上昇(22.9%UP)しました。

快適度

2.経時的変化

下の図は、快適度(0~100%)の変化をグラフに示したものです。浴用剤を使用すると入浴後(後安静時)も快適度が維持されていることがわかります。

快適度

サマリー

被験者 成人男性9名と女性7名、合計16名(平均年齢23.2±3.6歳)
入浴条件 さら湯
浴用剤あり(株式会社バスクリン製 バスクリン ゆずの香り)
両条件とも湯温41℃、約5分間
浴用剤は浴湯200Lに対し20g投入
試験法 生理指標である脳波測定は、浴室前室にて被験者に脳波用電極を装着し、HSK中枢リズムモニタシステムスリム(ひとセンシング(株)製)を用いて脳波を記録しました(前安静)。次にクレペリン検査を実施し、精神負荷を高める操作を行い計算作業中の脳波を計測しました(計算中)。浴室移動後、入浴中の脳波を記録しました(入浴中)。湯上り後、浴室前室に戻った被験者の脳波を再び記録しました(後安静)。解析には吉田[1]の方法により、快-不快を示す左脳リズム度、緊張-鎮静を示す右脳リズム度、両リズム度から快適度を算出しました。主観指標は気分のよしあし、覚醒感の自己評価とアンケートを実施し解析しました。

※引用文献 [1]吉田倫幸「脳波ゆらぎ計測と快適性評価」日本音響学会誌,1990

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