株式会社バスクリン(本社:東京都千代田区 社長:古賀和則)は、環境省が主催する「環境 人づくり企業大賞2016」において、環境経営システム(EMS)にもとづく環境教育活動を継続して行い、その中心に「環境社会検定試験(eco検定)」の全社員合格を推奨し、さらに全社員の98%が合格していること、社員の環境意識の高まりから、環境配慮型商品が生み出されていることが評価され、2017年5月22日に「環境 人づくり企業大賞」の優秀賞を受賞いたしました。

【環境 人づくり企業大賞とは】

環境省が主催する、地球環境と調和した企業経営の必要性を認識し、その実現のため自ら進んで行動する自社社員の育成に取組む企業を表彰する制度です。

【入浴剤における環境への取り組み】

株式会社バスクリンは、1893年(明治26年)創業の津村順天堂(現:株式会社ツムラ)を起源とし、1897年に日本初の入浴剤「浴剤中将湯」を発売、当時は「中将湯温泉」として銭湯等で親しまれました。
1930年(昭和5年)に芳香浴剤「バスクリン」を発売し、一般家庭のお風呂でも愛されるロングセラーになるなど、長きにわたり入浴および入浴剤の研究を続けています。
「浴剤中将湯」は、津村順天堂の社員が婦人薬「中将湯」の製造過程で発生する「生薬の残り」を持ち帰り、お風呂に入れたところ効能があったことから、製品化したリサイクル製品でした。
現在の「バスクリン」の主成分である芒硝(硫酸ナトリウム)も、当初は繊維工場で生産したときに出る副産物で、廃棄物にするしかなかったものを再利用していました。
また、水資源のリユースとして、残り湯が洗濯に使えるよう洗濯物に染着しない配慮を行い、入浴剤使用後の排水が与える環境への負荷を軽減するよう、魚毒性がないことを確認できた入浴剤のみを製造販売しています。
株式会社バスクリンは、「自然との共生を原点として、身体と心と環境の調和を図り、健やかで心地よい生活を提供します。」を経営理念(基本理念)としています。「eco検定の全社員合格」を環境教育の基本とし、社員一人ひとりが環境との調和を強く認識し、経営理念の実現を目指します。