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研究開発
2018年04月27日

薬用入浴液は新生児の肌トラブルを予防・改善する
~ 日本薬学会に 第138年会で報告 ~
株式会社バスクリン

株式会社バスクリン(本社:東京都千代田区 社長:古賀和則)は、薬用入浴液の新生児の肌トラブルを予防・改善について検証し平成30年3月に開催された日本薬学会第138年会において報告しました。

【背景】
新生児(生後0~28日)の皮膚は成人に比べ、薄くて柔らかく刺激を受けやすい。毎日の沐浴で皮膚を清潔に保ち、保湿することは、健やかな肌を守るために重要である。

【目的】
新生児の入浴及び沐浴実態調査と、薬用入浴液を使った沐浴が新生児スキンケアに有用であるかを検討した。

【方法1】
新生児の沐浴実態調査
対象者:新生児を持つ保護者100名
調査期間:2017年10月3日~5日
調査方法:入浴に関するインターネット調査(全国)

【結果】
新生児の入浴方法として「沐浴」をしている方は90.5%で、沐浴剤を利用している方は33%であった。
沐浴剤の使用目的は「石鹸で身体を洗わずに済むから」が36.4%、「肌荒れの予防・改善したい」が27.3%、「おむつかぶれを予防・改善したい」「お肌の乾燥を予防・改善 したい」がともに15.2%であった。
生後1ヶ月未満の肌トラブルについてはFig.1 に示すとおり湿疹(乳児湿疹)が28.0%、カサカサ肌(乾燥肌)25.0%と多かった。
11項目に関する沐浴剤使用の有無による肌トラブルについては沐浴剤使用有りが52件であったのに対し沐浴剤使用無しでは142件と多発し有意に多かった。
沐浴に対する疑問や悩み事については「きちんと洗えているか不安」が41.0%ともっとも多く、「乳児湿疹の肌荒れが生じた場合、どのように洗えばよいのかわからない」という回答も26.0%あった。

【方法2】
対象者:試験責任医師が被験者として適格であると判断した生後0ヶ月の新生児10名(生後7.6±5.1日)
調査期間:2017年3月1日~4月5日
調査方法:入浴液を14日間継続して使用した。
沐浴 ベビーバスのお湯10~20Lに対して入浴液4~8mLを入れよくかき混ぜて入浴。
清拭 洗面器のお湯2Lに対して入浴液8mLを入れタオル、ガーゼ等を浸し良く絞った後、軽く清拭した。
試料:薬用入浴液(ピリドキシン塩酸塩、シメン‐5‐オール、茶エキス他を含む乳液状)
評価法:
①入浴液の使用前後における新生児全身の皮膚スコア(医師の判定)
スコア値 非常に荒れている(-3), 荒れている(-2), やや荒れている(-1), 肌荒れ無し(0), やや改善(1), 改善(2), 非常に改善(3)
②背部の皮膚水分量(水分計MY808S,スカラ社製)
③保護者へのアンケート
解析:Paired Student’s t-test(有意水準5%未満を有意差ありと判定した。)

【結果】

薬用入浴液を使用した保護者に対して行ったアンケート調査において全員が「肌がうるおった」と回答し、70%が「おむつかぶれしにくい」と回答した。

【まとめ】
乳児湿疹など皮脂に関連した皮膚トラブルは石鹸洗浄が望ましいとの知見もあるが、洗浄による摩擦が外的刺激となることや洗い方によっては皮脂膜を過剰に落とすことも懸念されるため、刺激を受けやすい新生児の洗浄方法には特に注意が必要である。また、新生児は痛みに鈍いため皮膚トラブルの発見も遅れがちであることから、早めのケアに加え、乾燥しやすい肌を保湿してあげることが健やかな肌へと導くことに繋がる。
薬用入浴液は肌状態の改善・角層水分量の上昇を認めたことから、おむつかぶれや乾燥肌から生じる新生児肌トラブルの予防にも効果的に作用する。

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