2025年3月26日
【バスライフ推進活動レポート】
長野県木曽青峰高校の課題研究に協力3月3日に完成発表会が開催されました
当社は、入浴を通じて健やかで心地よい生活を提供することを目的に「バスライフ推進活動」を行っています。バスライフに関わる活動として、講演活動(学生向けの課外授業・介護施設での入浴法指導・海外向けの入浴文化啓発等)、温泉地との地域共創活動(温泉地でのワーケーション実証実験・シンポジウムやイベント協力等)、アスリート支援(入浴法指導・入浴剤提供・大会協賛等)などを実施しています。
本活動の一環として、2024年3月から2025年3月にかけて、長野県木曽町にある県立木曽青峰高校の課題研究に協力しました。
長野県木曽町は、温泉地公認入浴剤「日本の名湯 夢ごこち 木曽福島」を企画・開発する際に参考にした、希少な炭酸の温泉がある町です。
また、長野県内の町村の中で最大の面積を誇り、その90%が森林。森林面積の広さを活用して、木曽檜(きそひのき)などを用いた林業がさかんな町でもあります。その森林資源を保全・活用するため、当社は、2025年より長野県木曽町の森林にて「バスクリンの森プロジェクト 第3弾」をスタートしています。
◆日本の名湯 夢ごこち 木曽福島
https://www.bathclin.co.jp/products/meito-yumegocochi-kiso/
◆バスクリンの森プロジェクト第3弾! 長野県木曽町の水と温泉と森を守る
https://www.bathclin.co.jp/bathclinnomori/250123/
今回は、当社と深い関係を築く木曽町にある、木曽青峰高校インテリア科の課題研究に協力。課題研究では3年生を対象に、木曽町の豊富な木材資源(木曽五木など)を活用し、バスグッズの開発・パッケージデザインの作成を実施しました。7名の参加学生が3グループに分かれ、1年間の課題研究に取り組み、その集大成として3月3日に完成発表会を開催しました。
完成したバスグッズは、桜の木で作る櫛「ヘアコーム『桜』」、ヒノキを活用したおもちゃ「おふろでいろどり金魚すくい」、浦島太郎伝説の玉手箱をモチーフにヒノキとブナで作る「夢ノ箱」の3つです。実際の商品開発のプロセスに沿い、コンセプト作成やターゲット設定からスタートし、それぞれの木材の特性を活かしたグッズを、学生自らレーザーなどを用いて加工し製作。商品が店頭に並ぶ姿をイメージし、パッケージデザインの開発まで実施しました。
発表会では、それぞれのグループが開発したバスグッズのコンセプトを紹介し、お湯の入った水槽で実演。使用感や課題、製作中に苦労したこと、開発したグッズのこだわりポイントなどを話していただきました。
また、課題研究で生まれた「夢ノ箱」は、木曽青峰高校インテリア科全体の表彰作品に選出されました。
参加した学生からは、商品開発の一環に携わりたい、木曽町の貴重な森林資源を活用する計画に関わりたいため、今回の課題研究に参加しました、という思いが聞かれました。さらに、重さや硬さ、質感など木材ごとに特性が異なり、それを活かすことが難しかった、実際のニーズを考えてコンセプトやデザインを考えるのが大変だったが楽しかった、などの感想が寄せられました。
発表会の様子
発表会の様子
製作グッズ①「ヘアコーム『桜』」
製作グッズ②「おふろでいろどり金魚すくい」
製作グッズ③「夢ノ箱」
参加学生と製作したバスグッズの記念写真
当社では、これまで培ってきた入浴や生薬に関する研究知見を、教育支援にも活用しています。豊かなバスライフ、快適なバスタイムにつながるよう、今後もバスライフ推進活動に励んでまいります。