研究所紹介
株式会社バスクリン つくば研究所では、
様々な実験環境や実験設備を充実させ、
入浴剤や育毛剤、化粧品の
研究開発に取り組んでいます。
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粉体実験室
粉体・粒状入浴剤の処方設計・試作を行う実験室です。入浴剤の処方設計書を基に、温泉ミネラル・生薬・色素などの成分を調合し、試作品を作ります。まさに、入浴剤の製品開発の原点となる場所です。
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オープンラボ
液体入浴剤・育毛剤・化粧品の開発および生薬・素材・容器の研究を行う実験室です。担当の研究に専念するだけでなく、異なる領域の研究員同士がコミュニケーションや情報共有を活発に行い、製品開発に活かしています。
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フレグランス室
香りのプロフェッショナルである調香師が、数十~百種類の香りを組み合わせる実験室です。開発する製品のテーマやイメージに沿ったオリジナルの香りを創り出しています。
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人工気候室
温度及び湿度環境をコントロールすることが可能で、入浴や入浴剤のヒトに対する効果を測定する実験室です。脳波、血圧、脈拍、サーモグラフィ、肌水分量、ストレス計測など、様々な測定機器が揃い、入浴や入浴剤の体への効果を科学的に分析し、製品開発に生かしています。
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入浴剤評価室
入浴剤が使用されるシーンを想定し、色味や発泡の様子、香り立ちを同時に評価できる実験室です。家庭で多く使用されているFRP材質の浴槽が8台並び、さらに人工大理石、ホーロー、ステンレス、ひのきの浴槽も備えています。施設内には横並びの浴槽だけでなく、ユニットバスも3部屋完備し、研究員が実際に入浴し、入浴剤の効果や湯ざわりを確認しながら、製品の開発を行っています。
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薬理実験室
より有用性の高い製品の開発を目指して、主にヒトの皮膚由来細胞を培養し、遺伝子の発現やタンパク質の発現を解析している実験室です。育毛剤や入浴剤の成分を細胞に添加して、育毛作用、炎症を抑える作用や肌の潤いを保つ作用などのメカニズムを明らかにしています。また、有用性の高い新たな成分の探索も行っています。
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液体テストプラント室
液体製剤、半固形製剤の工場生産に向けた試作検討を行う実験施設です。乳化機や撹拌装置など各種サイズのラボ機が揃っています。ビーカーサイズから大量生産(数トン)へスムーズに移行させるために、中間スケールラボ機を用いて、撹拌力や温度などスケールアップによる影響を確認し、生産条件を導き出しています。
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安定性試験室
温度や湿度をコントロールできる機器を完備し、生産から流通、お客様の家庭に至るまで製品に求められる品質を担保するため加速試験や苛酷試験を実施する試験室です。安心安全な製品を提供するため、安定性の試験は非常に重要な項目です。
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薬草園
入浴剤や育毛剤に用いられている生薬を中心に栽培している研究所前の薬草園です。生薬として使用される部位は、根、花、果実、花など様々で、自ら栽培研究することによって植物の特徴や性質を知ることに役立てています。