
木曽町の森林(写真提供:長野県木曽町)
株式会社バスクリンでは2019年から「水を育む、森を守る」をコンセプトに、長い間放置されてしまった森の自然を再生する「バスクリンの森プロジェクト」を行っています。
2025年より第3弾として、長野県木曽町の森林にて「バスクリンの森プロジェクト」をスタートしています。
長野県木曽町は、温泉地公認入浴剤「日本の名湯 夢ごこち 木曽福島」を企画・開発する際に参考にした、希少な炭酸の温泉がある町でもあることから、当社と深い関係を築く町です。
◆バスクリンの森プロジェクト第3弾! 長野県木曽町の水と温泉と森を守る
https://www.bathclin.co.jp/bathclinnomori/250123/
◆日本の名湯 夢ごこち 木曽福島
https://www.bathclin.co.jp/products/meito-yumegocochi-kiso/
そんな長野県木曽町にある県立木曽青峰高校にて、2024年3月から2025年3月にかけ実施された課題研究に、当社が協力をしました。
課題研究ではインテリア科の3年生を対象に、木曽町の豊富な木材資源(木曽五木など)を活用し、バスグッズの開発・パッケージデザインの作成を実施しました。7名の参加学生が3グループに分かれ、1年間の課題研究に取り組み、その集大成として3月3日に完成発表会を開催しました。
完成したバスグッズは、桜の木で作る櫛「ヘアコーム『桜』」、ヒノキを活用したおもちゃ「おふろでいろどり金魚すくい」、浦島太郎伝説の玉手箱をモチーフにヒノキとブナで作る「夢ノ箱」の3つです。実際の商品開発のプロセスに沿い、コンセプト作成やターゲット設定からスタートし、それぞれの木材の特性を活かしたグッズを、学生自らレーザーなどを用いて加工し製作。商品が店頭に並ぶ姿をイメージし、パッケージデザインの開発まで実施しました。

製作グッズ①「ヘアコーム『桜』」(写真提供:木曽青峰高校)

製作グッズ②「おふろでいろどり金魚すくい」(写真提供:木曽青峰高校)

製作グッズ③「夢ノ箱」(写真提供:木曽青峰高校)
発表会では、それぞれのグループが開発したバスグッズのコンセプトを紹介し、お湯の入った水槽で実演。使用感や課題、製作中に苦労したこと、開発したグッズのこだわりポイントなどを話していただきました。
また、課題研究で生まれた「夢ノ箱」は、木曽青峰高校インテリア科全体の表彰作品に選出されました。

発表会の様子(写真提供:木曽青峰高校)

発表会の様子(写真提供:木曽青峰高校)
参加した学生からは、商品開発の一環に携わりたい、木曽町の貴重な森林資源を活用する計画に関わりたいため、今回の課題研究に参加しました、という思いが聞かれました。さらに、重さや硬さ、質感など木材ごとに特性が異なり、それを活かすことが難しかった、実際のニーズを考えてコンセプトやデザインを考えるのが大変だったが楽しかった、などの感想が寄せられました。

参加学生と製作したバスグッズの記念写真(写真提供:木曽青峰高校)
【番外編】の今回は、現在「バスクリンの森プロジェクト」を行う長野県木曽町の高校での取組みをご紹介しました。
今後、当社公式サイトにて、木曽町での「バスクリンの森プロジェクト」の活動を、定期的に公開してまいります。皆さま、ぜひ一緒に、その様子を見届けてくださいね。