ツムラ ライフサイエンス株式会社(本社:東京都港区 社長:古賀和則)では、生薬「ホコウエイ根(タンポポの根)」に育毛・発毛に寄与していると考えられている「HGF(肝細胞増殖因子)産生促進作用」を新たに発見しました。さらに、これまでの育毛剤素材にはない新しい作用も明らかとなってきました。

当社は、育毛剤の開発に東洋医学的発想を取り入れ、育毛剤素材として可能性のある生薬を選び、育毛・発毛の効果や有効性を検証しております。また、そのメカニズムについて解明研究を行ってまいりました。
このたびホコウエイ根エキスについて、マウスによる試験では、育毛・発毛効果があることを確認し、また、皮膚繊維芽細胞(皮膚を構成する細胞)による試験では、強いHGF産生促進作用があることを新発見しました。そしてその活性成分についても解明いたしました。
今回の研究成果は9月19、20日に長崎で開催される日本生薬学会第55回年会で発表します。(20日12時20分発表予定)

ホコウエイ根エキスは、既に、医薬部外品用の新規添加成分として承認を得ております。新発見である「ホコウエイ根(タンポポの根)」による「HGF産生促進作用」は、育毛剤の新素材として今後大きな期待がもてます。当社は今回得られた知見を活用し、ホコウエイ根エキスを配合した育毛剤の発売を目指し、さらなる研究開発を進めてまいります。

ツムラ ライフサイエンス株式会社は今後も研究開発に邁進し、信頼されるものづくりを通し、人々に健やかでここち良い生活を提供出来ますよう努力してまいります。