ニュース&トピックス
研究開発
2009年04月01日

入浴液の「おむつかぶれ」に対する改善効果について客観的に実証
~日本薬学会 第129年会にて発表~

ツムラ ライフサイエンス株式会社

ツムラ ライフサイエンス株式会社(本社:東京都港区 社長:古賀和則)は「入浴液のおむつかぶれに対する改善効果」について客観的に検証し、以下の効果を実証しました。
なお、本研究内容は日本薬学会第129年会(2009年3月26、27、28日、国立京都国際会館)で発表しました。

背景

赤ちゃんは、あせもやおむつかぶれ、しっしんといった様々な肌トラブルが日常的に起こります。そして、そのトラブルは「毎日のお風呂」で解決できたらと望む声があり、実態を把握すべく0歳~3歳までの乳幼児を持つ母親(N=300名)を対象に、「乳幼児の肌トラブル」に関する調査をしました。
その結果、88.3%の母親が生後「何らかの肌トラブル」を経験したことがあると答えており、その内、生後3ヶ月未満の乳幼児の主なトラブルは「しっしん」「おむつかぶれ」でした。また、生後3ヶ月以降の乳幼児の主な肌トラブルは「あせも」「おむつかぶれ」でした。(株式会社バスクリン調べ)

目的

軽度の「おむつかぶれ」症状のある乳幼児を対象に、入浴液を用いて清拭、沐浴を行うことによる「おむつかぶれ」に対する改善効果を検証しました。

方法

対象 軽度のおむつかぶれ症状のある乳幼児(生後0~22ヶ月、男児10名 女児9名)
試験フロー 使用方法はA群とB群の2群に分け、おむつ交換時の清拭と沐浴に入浴液を使用。

[清拭方法]
おむつ交換時に洗面器を用いお湯2Lに対して入浴液8mLを入れ、タオル、ガーゼ等を浸しよく絞った後、軽く清拭する。
[清拭方法]
ベビーバスを用いお湯20Lに対して入浴液8mLの割合で入れよくかき混ぜて入浴する。

試験期間は14日間

  • A群は7日間使用した後、7日間を未使用とした。
  • B群は7日間未使用とした後、7日間使用した。

使用した入浴液はビタミンB6、イソプロピルメチルフェノール、ホホバ油等を配合した入浴液
評価方法 3方法により評価しました。

  1. 使用前、使用後、試験後に医師によるおむつかぶれ(紅斑、発疹、範囲)を評価しCASE CARDに記録した。
  2. 使用前、使用後、試験後に「おむつかぶれ」、「肌の赤み」、「ただれ」、「カサカサ感」について、VAS法により評価した。
  3. 使用前、使用後、試験後に試験中の肌状態と、入浴液を使用・未使用それぞれの期間での乳幼児の肌状態の違い、変化についての5段階評価をアンケートにて調査した。

※試験実施に当たって、被験者保護者に事前に試験内容を充分説明し、同意を得ました。

結果

医師によるおむつかぶれ(紅斑、発疹、範囲)の評価において、使用前と使用後で改善が認められました。

図1 おむつかぶれの改善効果
図1 おむつかぶれの改善効果

VAS評価では、使用前と使用後について比較し、「おむつかぶれ」、「肌の赤み」、「カサカサ感」で有意に改善しました。

図2 使用前後比較(AB群計)
図2 使用前後比較(AB群計)

アンケートでも入浴液(沐浴、清拭)の使用により、「おむつかぶれが改善した」、「おむつかぶれし難い感じがした」、「肌がすべすべになった」、「肌がしっとりになった」、「カサカサしなくなった」という皮膚の状態面での改善は、約80%が実感しており、「湿しんがやわらいだ」、「あせもが出なくなった」などの皮膚症状の改善については約30%~50%が実感していました。

図3 入浴液(沐浴、清拭)による使用感評価
図3 入浴液(沐浴、清拭)による使用感評価

まとめ

今回の検証より、乳幼児の主な肌トラブルである「おむつかぶれ」の予防、改善については、今回使用した入浴液による沐浴や清拭が有効であることが実証されました。
「おむつかぶれ」の原因は、抵抗性が低下した皮膚へ糞や尿が接触することによりおこる肌のpH変化、蒸れによる炎症、おむつ交換時に行う「拭き取り」でおこる「摩擦」による傷等の化学的、物理的、微生物的刺激と推測できます。今回の入浴液を用いることにより、お湯で行われる沐浴や清拭に比べ、肌の保湿、拭き取り時の肌へのやさしさ、抗菌効果等で皮膚を清潔に保つことが可能となり、「おむつかぶれ」の予防、改善に効果があると考えられます。

今回の検証に使用した入浴液については広報までお問い合わせください。

お問い合わせ先
マスコミの方のお問い合わせ先
マーケティング部 広報 石川
TEL:03-6327-2914 FAX:03-3453-8184
消費者の方のお問い合わせ先
お客様相談室 TEL:0120-39-8496
このページのトップへ