ニュース&トピックス
研究開発
2010年07月15日

ホテルでの冬季の浴用剤入浴と睡眠に関する検討
~日本睡眠学会第35回定期学術集会で発表~

ツムラ ライフサイエンス株式会社

ツムラ ライフサイエンス株式会社(本社:東京都港区 社長:古賀和則)は、株式会社チョイスホテルズジャパン、株式会社グリーンズ 、株式会社エス アンド エー アソシエーツ、広島国際大学心理科学部と共同で、ホテルにおける浴用剤を使用した入浴について調査しました。その結果、浴用剤入浴がホテル滞在時における睡眠の質を高める可能性があることを見いだしました。

なお、本研究内容は日本睡眠学会第35回定期学術集会(名古屋 2010.7.1~2)で報告しました。

背景

旅行先など自宅以外での宿泊では、寝つきも悪く熟眠感が低いなど、睡眠の悪化が指摘されおり、ホテル側がより良い睡眠がとれるよう様々な工夫をしています。

目的

本研究ではホテル滞在をより良くすることを目的に、特にホテルでの入浴に注目し、浴用剤を使用した入浴をすることで、睡眠を含めたホテル滞在の質の向上について検討を行いました。

方法

調査期間 2010年2月~3月
対象 宿泊特化型ホテルの利用者202名(10代以上、男性85名、女性103名、不明14名)
調査方法 ホテル滞在中に浴用剤入浴を行い、入浴前、入浴後、起床時に質問紙調査
浴用剤の香りは、ゆず、新緑の2種類より選択
質問内容 普段の自宅での入浴、主観的睡眠評価
宿泊時の主観的睡眠評価、入浴に関する満足度、入浴から就床までの行為等
調査地域 仙台、東京、広島

結果

◆浴用剤を使用したホテルでの入浴時間と評価

【浴用剤を使用したホテルでの入浴時間】

対象者の93%が就床前に入浴しているが、浴槽浴時間は男女とも優位に短かった。
また、自宅に比べホテルでは、男性の入浴時刻は有意に遅く、浴槽浴時間は有意に短かった。
一方、女性はさほど入浴時刻に変化はなく、浴槽浴時間は短縮傾向が見られた。
しかし、浴槽浴時間は短縮傾向にあるが、浴用剤を使用することで、普段より男性の35%、女性の43%は長めの浴槽浴を実施していた。

◆入浴のタイミング
入浴のタイミング

対象者の93%が就床前に入浴
◆就床前に入浴している者の入浴状況
就床前に入浴している者の入浴状況

浴槽浴は男女とも短縮傾向

◆入浴剤使用による入浴時間の変化
入浴剤使用による入浴時間の変化

入浴剤使用により男性の35%、
女性の43%が長めの浴槽浴を実施

【浴用剤入浴後に実感された症状の改善と実感された睡眠改善】

浴用剤入浴では65%の人が身体の冷えが改善されたと評価し、72.1%の人が睡眠内容の改善を実感した。

◆浴用剤を利用した時の身体の症状と睡眠に関する評価
身体の症状関する評価
入浴のタイミング

上位3項目 ()内は入浴前に各状態を感じていた者の人数
睡眠に関する評価
就床前に入浴している者の入浴状況

就床前に入浴し、浴用剤によって睡眠内容の改善を実感した者を対象、入浴後飲酒者は削除(n=89)

まとめ

今ホテル滞在時での入浴は、自宅より短時間となるものの、浴用剤を使用することにより入浴時間が長くなる傾向が見られました。また、主観評価では就床前に浴用剤を使用して入浴した者のうち65%の人が身体の冷えの改善を感じ、72.1%の人が睡眠内容の改善、特に寝つきについての改善が確認されました。

本研究により、ホテルにおける浴用剤を使用した入浴は、睡眠を含めたホテル滞在の質を向上させるのに有効であるとの可能性を見いだすことができました。

お問い合わせ先
マスコミの方のお問い合わせ先
マーケティング部 広報 石川
TEL:03-6327-2914 FAX:03-3453-8184
このページのトップへ