ニュース&トピックス
2013年11月18日

無機塩含有炭酸ガス浴がトップアスリートの疲労回復に及ぼす影響
-香りの有無による睡眠・疲労回復への影響-
~日本生理人類学会第69回大会で報告~

株式会社バスクリン

株式会社バスクリン(本社:東京都港区 社長:古賀和則)は、株式会社エス アンド エー アソシエーツ、琉球大学 観光産業科学部、広島国際大学 心理科学部と共同研究を行い「無機塩含有炭酸ガス浴がトップアスリートの疲労回復に及ぼす影響」について日本生理人類学会第69回大会で報告しました。

目的 運動のパフォーマンス向上のためには、休息と栄養が必要です。特に休息としての睡眠は重要であり、良眠することが不可欠です。しかし、トップアスリートは、極度の緊張や興奮状態およびオーバートレーニングが睡眠障害の一因となることが知られています。就寝前の緊張を緩和する方法の一つに入浴があります。しかし、入浴(浴槽浴)に疲労回復を期待するものの、身体の洗浄、汗を流すためにシャワーで入浴を済ませるアスリートも多くいます。
この度トップアスリートを含むアスリートを対象として無機塩含有炭酸ガス浴と香りが精神的・身体的疲労回復と夜間睡眠に及ぼす影響について検討を行いました。
方法
  • 試験期間:2013年7月18日~7月24日
  • 対象者:トップアスリート男性4名 健常なアスリート40名
  • 実験条件:
    1)さら湯(浴剤なし)
    2)無機塩含有炭酸ガス浴剤使用(対照品)
    3)無機塩含有炭酸ガス浴剤に香りを賦香した浴用剤使用(試験品)
    (香りはα-ピネン含有レモングラスの香りを賦香した。)
  • 測定項目:
    1)心電図
    2)連続活動量
    3)心理評価
    (眠気(KSS)、気分(VAS)、身体的・精神的疲労感(VAS)、起床時睡眠感(OSA睡眠感調査)、
    入眠感(入眠感尺度)、気分状態(日本語版POMS)、入浴に関するアンケート)
  • スケジュール:
    ■トップアスリート:3日間は自宅にて生活調整を行い、その後宿泊施設にて3日間測定実施
    4時間前に入室し
    ①入浴前測定
    ②入浴
    ③入浴後測定及びアンケート
    ④就床
    ⑤起床時測定
    入浴は各条件にて39℃10分で就床約90分前に実施
    ■健常なアスリート:自宅にて1日ずつ3日間
結果 トップアスリートについては、入浴後の疲労回復感をVAS法により測定した結果、無機塩含有炭酸ガス浴と香りが身体的および精神的疲労回復感を高めていました。
また、4名中3名で、入浴前に比べて試験品を用いた際に入浴後の交感神経系バランスが最も上昇していました。
無機塩含有炭酸ガス浴と香りが4名中3名で睡眠中の副交感神経活動を亢進させ、睡眠効率を高めました。
さらに起床時の状態 においては、無機塩含有炭酸ガス浴と香りにより、起床時睡眠感が良好で、起床時の身体的および精神的疲労回復感が高まり、すっきりとした目覚め状態が導かれました。

健常なアスリートにおいては、 無機塩含有炭酸ガス浴が、入浴後の疲労回復感を高めるのに有効でした。香りの効果が特に身体的疲労回復感を高めることが認められました。
また無機塩含有炭酸ガス浴が起床時睡眠感を改善させ、さらに賦香により起床時の眠気が低減し睡眠による疲労回復感が高まることが示された。さらに起床時の覚醒感と身体的疲労回復感も高まることが示されました。
自宅でのアスリートによる評価でも無機塩含有炭酸ガス浴が起床時睡眠感を改善させ、さらに賦香により起床時の眠気が低減し睡眠による疲労回復感が高まることが示された。さらに起床時の覚醒感と身体的疲労回復感も高まることが示されました。
考察 トップアスリートを対象に無機塩含有炭酸ガス浴および香りによる睡眠と疲労回復に及ぼす影響について検証した結果、無機塩含有炭酸ガス浴後の疲労回復感、睡眠の質、起床時の状態が浴剤なしの入浴と比較し良好でした。
これは無機塩含有炭酸ガス浴による温熱や血行促進によるものと考えられます。さらに香りを賦香することで睡眠効率、疲労回復感を向上させることができました。
無機塩含有炭酸ガス浴および香りが、トップアスリートの疲労回復や睡眠の質に好影響を与えることが示唆されました。

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