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研究開発
2016年05月02日

大人のおむつかぶれに対する入浴液の改善効果について
~日本薬学会第136年会で報告~

株式会社バスクリン

株式会社バスクリン(本社:東京都千代田区 社長:古賀和則)は、独立行政法人国立病院機構 大牟田病院と、「大人のおむつかぶれに対する入浴液の改善効果について」共同研究を行い、ビタミンB6、イソプロピルメチルフェノール、ホホバ油等を配合した入浴液が大人のおむつかぶれの予防に期待できることを、日本薬学会第136年会で報告しました。


【背景】
現在、高齢者におけるおむつ利用者も多く、今後もさらに増えると考えられています。
一方、高齢者の皮膚は、乾燥しやすい傾向にあるため炎症も起きやすいと考えられます。当社が大人のおむつ使用者を対象とした調査においては、かゆみや肌荒れを発症している方は多いという結果もでています。
株式会社バスクリンでは2009年に開催された日本薬学会129年会で、ビタミンB6、イソプロピルメチルフェノール、ホホバ油等を配合した入浴液の使用が赤ちゃん(新生児~生後22か月)への「おむつかぶれの予防、改善」に効果的であることを報告しました。
そこで、新たに富良野産のラベンダーを加えた入浴液に改良し、「おむつかぶれの予防、改善」について科学的・医学的に大人を対象に検証しました。

【方法】
(1)被験者:
おむつ使用の入院患者14 名(男性5名,51.6±15.4歳、女性9名,51.9±11.7歳)
※軽度おむつかぶれ症状のある者、あるいはおむつかぶれ等が生じやすい者。
(2)入浴剤使用法:
1) 清拭時の使用:おむつ交換のたびに清拭剤として使用。
2) 入浴液の使用:入浴のたびに入浴剤として使用。
病院にて医師監督の下、看護師により清拭、入浴により製剤を使用した。
(3)測定項目:
・角層水分量・ph・外観のvas評価(赤み、ただれなど)大きさ、赤み度合いなど ・官能評価アンケート
(4)スケジュール:
試験開始前値測定 - 未使用期間測定(7,14日目) - 使用期間測定(21,28日目)- 未使用期間測定(42日目)
(5)評価部位:
角層水分量およびpHは左右大腿部付け根の鼠径部(左右および中央部)を測定。
官能評価および主観評価はおむつ使用部について評価。
大牟田病院倫理委員会の承認を得て、本人、あるいはご家族の同意の下に実施しました。

【結果】
試験開始7日目から28日目(使用期間)の角層水分量が有意に上昇しました。また、試験終了した42日目にかけて(後期観察期)低下傾向を示しました。
被験者本人の主観評価においては、かゆみやカサカサ感が軽減し肌質を改善する傾向が認められました。使用感においては、香りが良い、肌がしっとりした等の評価が高く、総合評価においても高い結果でした。 看護師のアンケート(12名)においては、清拭剤および入浴剤ともに香りの評価が高く、肌がしっとりした等の評価は入浴剤で特に感じました。

【まとめ】
今回、成人を対象に液体入浴液の効果を検証した結果、角層水分量の増加、phの維持などが認められました。また、対象者および看護師の使用感においては、香りの良さやしっとり感において高い評価を得ました。
ビタミンB6、イソプロピルメチルフェノール、ホホバ油等を配合した入浴液の使用は、大人を対象としても「おむつかぶれの予防、改善」に効果的であり、入浴および清拭によりおむつ部を清潔に保ち、保湿することが「おむつかぶれ予防、改善」に繋がったと考えられます。

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