株式会社バスクリン(本社:東京都千代田区 社長:三枚堂正悟)は、従来より入浴や入浴剤と健康の関係性について様々な調査、研究を行っています。
今回、2022年3月9日~11日に実施した、「2021年度 バスライフ実態調査」の結果より明らかになった、withコロナ時代の新しいバスライフ様式の実態をご紹介します。

【調査概要】
調査対象:自宅に浴槽のある全国の15-69歳の男女2,000人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年3月9日~11日
注)構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
<調査結果サマリ> 1.浴槽浴頻度は微減も、平均入浴時間は2年連続伸長!
  • 浴槽浴頻度は2020年調査比で微減
  • 平均入浴時間(浴槽に浸(つ)かる時間)は11.6分。2年連続の伸長! 若年層の男女で“じっくりお風呂”の傾向
2.10代は“じっくりお風呂派”! スマホ入浴スタイルが入浴時間の伸長に影響?
  • 若年層の入浴スタイル「音楽や動画」「スマホ」で「長く浸かる」が特徴的。お風呂がエンタメの場に?
3.入浴剤による情緒的な価値が注目される傾向。入浴剤で“お風呂を楽しむ”意識が定着!?
  • 入浴剤使用率は60.1%。入浴剤使用頻度は微増
  • 入浴剤の基本的な効能効果期待の上位は「リラックス」「血行促進」
  • 入浴剤で“お風呂を楽しむ”意識が定着!? 昨年に引き続き入浴剤に求める商品特長は
    「香りが良い」、「家族みんなで」、「温泉気分」、「にごりタイプ」
1.浴槽浴頻度は微減も、平均入浴時間は2年連続伸長!

◆浴槽浴頻度は2020年調査比で微減
「2021年冬シーズン(21年10月以降)に、どのくらいの頻度で浴槽浴をしていましたか(ひとつだけ)」という質問に対して、「週7日以上」と回答する方が47.4%と、2020年調査比では3.3ポイント微減。

◆平均入浴時間(浴槽に浸かる時間)は11.6分。2年連続の伸長!若年層の男女で“じっくりお風呂”の傾向

「浴槽浴をした時に、浴槽(湯舟)に浸かっている時間はおおよそどれぐらいですか。(ひとつだけ)」という質問に対して、およそ4割の方が10分以上(「10~20分未満(27.4%)」「20分以上(12.8%)」)と回答。浴槽浴の平均所要時間が年々長くなっており、今年の平均入浴時間は11.6分。新しい生活様式の下でお風呂をじっくり楽しむ層が増えており、特に若年層の男女は他世代と比べ入浴時間が長いことが見て取れます。

2.10代は“じっくりお風呂派”! スマホ入浴スタイルが入浴時間の伸長に影響?

◆若年層の入浴スタイル「音楽や動画」「スマホ」で「長く浸かる」が特徴的。お風呂がエンタメの場に?
普段の入浴スタイル(入浴中に浴室内でしていること)に関して伺ったところ、特に若年層において、男女ともに「長く浸かる」方が約半数と、全体平均より10代は“じっくりお風呂派”が多いことが明らかになりました。また、「音楽や動画を見る」、「スマホを使用する」方が、10代男女ともにその他の世代よりも高く、20~30代の女性でも高い傾向。若者を中心としたスマホ入浴スタイルが入浴時間の伸長に影響していると考えられるとともに、入浴行為が清潔や体調を保つといった身体的な目的から、エンタメを楽しむ場とする新たな傾向が見られます。

3.入浴剤による情緒的な価値が注目される傾向。入浴剤で“お風呂を楽しむ”意識が定着!?

◆入浴剤使用率は60.1%。入浴剤使用頻度は微増
浴槽浴ユーザー(浴槽浴を週1回以上と回答された方1,590名)の中で、浴槽浴の際の入浴剤使用有無を伺ったところ、半数以上の60.1%が使用していると回答。昨年度の調査では、入浴剤使用率は62.3%だったため、わずかに減少した結果となりました。しかし、入浴剤使用者(956名)の20.9%の方が「入浴剤を使う頻度が増えた」と回答しており、入浴剤使用頻度の割合は、昨年度より週3~4回以上使用する方が、2.3ポイント増加しました。

◆入浴剤の基本的な効能効果期待の上位は「リラックス」「血行促進」
入浴剤使用者(956名)に対して、入浴剤に求める効果効能を伺ったところ、9年連続で「リラックス(48.0%)」が最も期待する入浴剤の効能効果となり、「血行促進(40.0%)」「精神疲労・ストレス(34.8%)」「リフレッシュ(34.8%)」への期待も大きいことが分かりました。

◆入浴剤で“お風呂を楽しむ”意識が定着!? 昨年に引き続き入浴剤に求める商品特長は
「香りが良い」、「家族みんなで」、「温泉気分」、「にごりタイプ」

入浴剤使用者(956名)に対して、入浴剤に求める商品特長を伺ったところ、昨年に引き続き「香りが良い(42.2%)」、「家族みんなで(29.9%)」、「温泉気分(26.6%)」、「にごりタイプ(21.0%)」といった項目が高くなっています。入浴剤の情緒的な価値への期待は変わらず大きいことから、生活・健康習慣としての入浴だけでなく、入浴剤によって“お風呂を楽しむ”といった意識が定着しつつあると予想されます。

株式会社バスクリンでは、定期的に入浴と健康に関する情報を発信しています。

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