2024年9月27日
【バスライフ推進活動レポート】
中高生が最先端の研究に触れる「サイエンスキャスティング 2024」に協力
つくば研究所にて、中学生10名が入浴剤開発を体験しました
当社は、入浴を通じて健やかで心地よい生活を提供することを目的に「バスライフ推進活動」を行っています。バスライフに関わる活動として、講演活動(学生向けの課外授業・介護施設での入浴法指導・海外向けの入浴文化啓発等)、温泉地との地域共創活動(温泉地でのワーケーション実証実験・シンポジウムやイベント協力等)、アスリート支援(入浴法指導・入浴剤提供・大会協賛等)などを実施しています。
本活動の一環として、2024年8月8日から9日にかけて、茨城県つくば市内で開催された「サイエンスキャスティング2024」に協力しました。
「サイエンスキャスティング」は、中高生がそれぞれ選択した研究テーマで、茨城県つくば市内の研究機関や大学、一般企業を訪れて、調査研究を行い発表するイベントです。開催12回目となる今年は、科学に関心を持つ全国の中高生約50名が参加し、12の研究テーマからそれぞれ1テーマを選択して講義を受け、学んだ成果を発表しました。
当社では、「温泉って何? ーお風呂を科学しオリジナル入浴剤を作ろうー」というテーマで参加者を募集。多くの応募者の中から当選された10名の中学生の皆さんに、つくば研究所に来社いただきました。
当日は、産業技術総合研究所 地質情報基盤センターの高橋正明先生より「温泉って何?」というタイトルで、温泉の成り立ちや温泉に関する研究について講義いただきました。
続いて、当社の研究員とともに、炭酸ガスタイプのオリジナル入浴剤を製作。どのような色や香りになるのか、わくわくした様子で取り組んでいました。
その後は、人工気候室、フレグランス室、入浴剤評価室など、実際の入浴剤開発の現場でさまざまな実験を体験しました。入浴剤評価室では、機器を用いて、お湯に溶けた炭酸ガス入浴剤の炭酸ガス濃度を測定。人工気候室では、炭酸ガスが皮膚に作用した際の状態や、さら湯と入浴剤浴を足湯で比較しながら皮膚の表面温度や血流量を測定しました。
参加者の皆さんは、入浴剤製作、さまざまな実験まで、科学に触れながら楽しんでいる様子でした。
産業技術総合研究所 地質情報基盤センター 高橋正明先生の講義の様子
好きな香りや色を選んで、オリジナル入浴剤作りに取り組みました。
入浴剤評価室では炭酸ガス濃度の測定を実施。
人工気候室では、皮膚の状態を測定しました。
当社では、これまで培ってきた入浴や生薬に関する研究知見を、教育支援にも活用しています。豊かなバスライフ、快適なバスタイムにつながるよう、今後もバスライフ推進活動に励んでまいります。