メニュー閉じる

研究領域

  • 入浴
  • 育毛
  • 生薬(植物)
  • 温泉

生薬(植物)-センブリ

センブリの育毛作用メカニズムの解明と活性成分の新発見

日本人の4人に1人が脱毛や薄毛で悩んでいる昨今、これらの悩みを解決するための有効な素材の探索が種々の観点から精力的に行われてきました。しかし、古くから使用されている生薬の詳細な育毛作用メカニズムについては不明な点が多いのが現状です。私たちは、育毛剤の有効成分として既に承認されている「センブリ」に、脱毛因子であるBDNFやβ-NGFの受容体結合を阻害する作用があることを新たに見出しました。また、その活性は「センブリ」の早生品種(みまき1号)よりも晩生品種(みまき3号)の方が強いことを確認したため、みまき3号を用いて活性成分の探索を行いました。

センブリの栽培風景 左:みまき1号 右:みまき3号

センブリの栽培風景
左:みまき1号 右:みまき3号

センブリの花

センブリの花

脱毛因子をターゲットにした
メカニズムの解明

 β-NGF*やBDNF**は、毛の成長期(Anagen)の後期に、毛を産生する器官である毛包に作用し、毛包細胞のアポトーシスを惹起して毛包の退縮を引き起こします。β-NGFやBDNFはストレスを受けると血中の濃度が変化することが報告されています。これらの因子により脱毛症が誘発される可能性があるため、作用を発揮する受容体との結合を阻害すれば、脱毛症の予防につながると考えられています。
*β-NGF:神経成長因子
**BDNF:脳由来神経栄養因子

脱毛因子をターゲットにしたメカニズムの解明

「センブリ」から抽出した「センブリエキス」に、BDNF受容体結合阻害作用が認められました。分配後において、酢酸エチル画分(AcOEt ext.)、ブタノール画分(1-BuOH ext.)、水画分(H2O ext.)の順にBDNF受容体結合阻害作用が強いことを確認しました。

脱毛因子をターゲットにしたメカニズムの解明

「センブリエキス」に、β-NGF受容体結合阻害作用が認められました。分配後において、酢酸エチル画分(AcOEt ext.)、ブタノール画分(1-BuOH ext.)の順にβ-NGF受容体結合阻害作用が強いことを確認しました。

センブリエキスの活性成分の探索
センブリエキスは、酢酸エチル画分、1-BuOH画分、H2O画分に分画され、最も活性が高かった酢酸エチル画分をさらに分け成分の同定を行った結果、conpoudⅠおよびⅡよりamarogentin(Ⅰ)、conpoudⅢおよびⅣよりamaroswerin(Ⅱ)が見出されました。

脱毛因子をターゲットにしたメカニズムの解明

まとめ

「センブリ」の育毛・発毛促進作用は、血流促進作用に起因すると考えられていますが、今回の結果から「センブリ」には脱毛因子を抑制するという新たなメカニズムも有していることが明らかとなりました。その活性成分は、amarogentin(Ⅰ)、amaroswerin(Ⅱ)であり、「センブリ」の早生品種(みまき1号)よりも晩生品種(みまき3号)の方が、より強いBDNF受容体結合阻害作用およびβ-NGF受容体結合阻害作用を示しました。

⇒ 「センブリ」を配合した育毛剤の効果については2012年ニュースリリース
ヒトフォトトリコグラム試験による生薬育毛剤の評価
—細根付(さいこんつき)ニンジンおよび晩生(おくて)センブリ配合生薬育毛剤の効果と継続的な使用について—

生薬(植物)-センブリ

センブリの育毛作用メカニズムの解明と活性成分の新発見

日本人の4人に1人が脱毛や薄毛で悩んでいる昨今、これらの悩みを解決するための有効な素材の探索が種々の観点から精力的に行われてきました。しかし、古くから使用されている生薬の詳細な育毛作用メカニズムについては不明な点が多いのが現状です。私たちは、育毛剤の有効成分として既に承認されている「センブリ」に、脱毛因子であるBDNFやβ-NGFの受容体結合を阻害する作用があることを新たに見出しました。また、その活性は「センブリ」の早生品種(みまき1号)よりも晩生品種(みまき3号)の方が強いことを確認したため、みまき3号を用いて活性成分の探索を行いました。

センブリの栽培風景 左:みまき1号 右:みまき3号

センブリの栽培風景
左:みまき1号 右:みまき3号

センブリの花

センブリの花

脱毛因子をターゲットにした
メカニズムの解明

 β-NGF*やBDNF**は、毛の成長期(Anagen)の後期に、毛を産生する器官である毛包に作用し、毛包細胞のアポトーシスを惹起して毛包の退縮を引き起こします。β-NGFやBDNFはストレスを受けると血中の濃度が変化することが報告されています。これらの因子により脱毛症が誘発される可能性があるため、作用を発揮する受容体との結合を阻害すれば、脱毛症の予防につながると考えられています。
*β-NGF:神経成長因子
**BDNF:脳由来神経栄養因子

脱毛因子をターゲットにしたメカニズムの解明

「センブリ」から抽出した「センブリエキス」に、BDNF受容体結合阻害作用が認められました。分配後において、酢酸エチル画分(AcOEt ext.)、ブタノール画分(1-BuOH ext.)、水画分(H2O ext.)の順にBDNF受容体結合阻害作用が強いことを確認しました。

脱毛因子をターゲットにしたメカニズムの解明

「センブリエキス」に、β-NGF受容体結合阻害作用が認められました。分配後において、酢酸エチル画分(AcOEt ext.)、ブタノール画分(1-BuOH ext.)の順にβ-NGF受容体結合阻害作用が強いことを確認しました。

センブリエキスの活性成分の探索
センブリエキスは、酢酸エチル画分、1-BuOH画分、H2O画分に分画され、最も活性が高かった酢酸エチル画分をさらに分け成分の同定を行った結果、conpoudⅠおよびⅡよりamarogentin(Ⅰ)、conpoudⅢおよびⅣよりamaroswerin(Ⅱ)が見出されました。

脱毛因子をターゲットにしたメカニズムの解明

まとめ

「センブリ」の育毛・発毛促進作用は、血流促進作用に起因すると考えられていますが、今回の結果から「センブリ」には脱毛因子を抑制するという新たなメカニズムも有していることが明らかとなりました。その活性成分は、amarogentin(Ⅰ)、amaroswerin(Ⅱ)であり、「センブリ」の早生品種(みまき1号)よりも晩生品種(みまき3号)の方が、より強いBDNF受容体結合阻害作用およびβ-NGF受容体結合阻害作用を示しました。

⇒ 「センブリ」を配合した育毛剤の効果については2012年ニュースリリース
ヒトフォトトリコグラム試験による生薬育毛剤の評価
—細根付(さいこんつき)ニンジンおよび晩生(おくて)センブリ配合生薬育毛剤の効果と継続的な使用について—

生薬(植物)-センブリ

センブリの育毛作用メカニズムの解明と活性成分の新発見

日本人の4人に1人が脱毛や薄毛で悩んでいる昨今、これらの悩みを解決するための有効な素材の探索が種々の観点から精力的に行われてきました。しかし、古くから使用されている生薬の詳細な育毛作用メカニズムについては不明な点が多いのが現状です。私たちは、育毛剤の有効成分として既に承認されている「センブリ」に、脱毛因子であるBDNFやβ-NGFの受容体結合を阻害する作用があることを新たに見出しました。また、その活性は「センブリ」の早生品種(みまき1号)よりも晩生品種(みまき3号)の方が強いことを確認したため、みまき3号を用いて活性成分の探索を行いました。

センブリの栽培風景 左:みまき1号 右:みまき3号

センブリの栽培風景
左:みまき1号 右:みまき3号

センブリの花

センブリの花

脱毛因子をターゲットにした
メカニズムの解明

 β-NGF*やBDNF**は、毛の成長期(Anagen)の後期に、毛を産生する器官である毛包に作用し、毛包細胞のアポトーシスを惹起して毛包の退縮を引き起こします。β-NGFやBDNFはストレスを受けると血中の濃度が変化することが報告されています。これらの因子により脱毛症が誘発される可能性があるため、作用を発揮する受容体との結合を阻害すれば、脱毛症の予防につながると考えられています。
*β-NGF:神経成長因子
**BDNF:脳由来神経栄養因子

脱毛因子をターゲットにしたメカニズムの解明

「センブリ」から抽出した「センブリエキス」に、BDNF受容体結合阻害作用が認められました。分配後において、酢酸エチル画分(AcOEt ext.)、ブタノール画分(1-BuOH ext.)、水画分(H2O ext.)の順にBDNF受容体結合阻害作用が強いことを確認しました。

脱毛因子をターゲットにしたメカニズムの解明

「センブリエキス」に、β-NGF受容体結合阻害作用が認められました。分配後において、酢酸エチル画分(AcOEt ext.)、ブタノール画分(1-BuOH ext.)の順にβ-NGF受容体結合阻害作用が強いことを確認しました。

センブリエキスの活性成分の探索
センブリエキスは、酢酸エチル画分、1-BuOH画分、H2O画分に分画され、最も活性が高かった酢酸エチル画分をさらに分け成分の同定を行った結果、conpoudⅠおよびⅡよりamarogentin(Ⅰ)、conpoudⅢおよびⅣよりamaroswerin(Ⅱ)が見出されました。

脱毛因子をターゲットにしたメカニズムの解明

まとめ

「センブリ」の育毛・発毛促進作用は、血流促進作用に起因すると考えられていますが、今回の結果から「センブリ」には脱毛因子を抑制するという新たなメカニズムも有していることが明らかとなりました。その活性成分は、amarogentin(Ⅰ)、amaroswerin(Ⅱ)であり、「センブリ」の早生品種(みまき1号)よりも晩生品種(みまき3号)の方が、より強いBDNF受容体結合阻害作用およびβ-NGF受容体結合阻害作用を示しました。

⇒ 「センブリ」を配合した育毛剤の効果については2012年ニュースリリース
ヒトフォトトリコグラム試験による生薬育毛剤の評価
—細根付(さいこんつき)ニンジンおよび晩生(おくて)センブリ配合生薬育毛剤の効果と継続的な使用について—

生薬(植物)-センブリ

センブリの育毛作用メカニズムの解明と活性成分の新発見

日本人の4人に1人が脱毛や薄毛で悩んでいる昨今、これらの悩みを解決するための有効な素材の探索が種々の観点から精力的に行われてきました。しかし、古くから使用されている生薬の詳細な育毛作用メカニズムについては不明な点が多いのが現状です。私たちは、育毛剤の有効成分として既に承認されている「センブリ」に、脱毛因子であるBDNFやβ-NGFの受容体結合を阻害する作用があることを新たに見出しました。また、その活性は「センブリ」の早生品種(みまき1号)よりも晩生品種(みまき3号)の方が強いことを確認したため、みまき3号を用いて活性成分の探索を行いました。

センブリの栽培風景 左:みまき1号 右:みまき3号

センブリの栽培風景
左:みまき1号 右:みまき3号

センブリの花

センブリの花

脱毛因子をターゲットにした
メカニズムの解明

 β-NGF*やBDNF**は、毛の成長期(Anagen)の後期に、毛を産生する器官である毛包に作用し、毛包細胞のアポトーシスを惹起して毛包の退縮を引き起こします。β-NGFやBDNFはストレスを受けると血中の濃度が変化することが報告されています。これらの因子により脱毛症が誘発される可能性があるため、作用を発揮する受容体との結合を阻害すれば、脱毛症の予防につながると考えられています。
*β-NGF:神経成長因子
**BDNF:脳由来神経栄養因子

脱毛因子をターゲットにしたメカニズムの解明

「センブリ」から抽出した「センブリエキス」に、BDNF受容体結合阻害作用が認められました。分配後において、酢酸エチル画分(AcOEt ext.)、ブタノール画分(1-BuOH ext.)、水画分(H2O ext.)の順にBDNF受容体結合阻害作用が強いことを確認しました。

脱毛因子をターゲットにしたメカニズムの解明

「センブリエキス」に、β-NGF受容体結合阻害作用が認められました。分配後において、酢酸エチル画分(AcOEt ext.)、ブタノール画分(1-BuOH ext.)の順にβ-NGF受容体結合阻害作用が強いことを確認しました。

センブリエキスの活性成分の探索
センブリエキスは、酢酸エチル画分、1-BuOH画分、H2O画分に分画され、最も活性が高かった酢酸エチル画分をさらに分け成分の同定を行った結果、conpoudⅠおよびⅡよりamarogentin(Ⅰ)、conpoudⅢおよびⅣよりamaroswerin(Ⅱ)が見出されました。

脱毛因子をターゲットにしたメカニズムの解明

まとめ

「センブリ」の育毛・発毛促進作用は、血流促進作用に起因すると考えられていますが、今回の結果から「センブリ」には脱毛因子を抑制するという新たなメカニズムも有していることが明らかとなりました。その活性成分は、amarogentin(Ⅰ)、amaroswerin(Ⅱ)であり、「センブリ」の早生品種(みまき1号)よりも晩生品種(みまき3号)の方が、より強いBDNF受容体結合阻害作用およびβ-NGF受容体結合阻害作用を示しました。

⇒ 「センブリ」を配合した育毛剤の効果については2012年ニュースリリース
ヒトフォトトリコグラム試験による生薬育毛剤の評価
—細根付(さいこんつき)ニンジンおよび晩生(おくて)センブリ配合生薬育毛剤の効果と継続的な使用について—