1. トップ
  2. はぴばす 入浴と健康の情報ページ
  3. 温泉の色の謎をひも解く
はぴばす:
アスリートインタビュー入浴と香りスポーツ入浴TIPS温泉入浴剤入浴トリビアスキンケア体メンテナンス季節の入浴法入浴科学入浴効果睡眠はぴばす白書コラム

温泉の色の謎をひも解く

【温泉科学プロジェクト】「温泉」とは改めてどんなものなのか、研究し続けてきたバスクリンがご紹介!
温泉

温泉には色のついたものとそうでないものがありますが、それはどうしてでしょう?またお湯の色が天候や時間で変わって見えるのはなぜなのでしょう?実は温泉の湯色にはその温泉の特長が良く現れていることが多いのです。その関連性を知れば、湯色をヒントに成分を言い当てられる…なんていうこともできてしまうかも。今回は代表的な湯色とその成り立ちについて説明します。

line_bubble

乳白色

乳白色

硫黄泉に多く見られます。硫黄泉は沸き立ては無色透明なものも多いのですが、地表に出て酸素に触れて酸化すると、乳白色に変化します。水に溶けきれない細かい粒子をコロイド粒子といいますが、沸き立ての硫黄泉は硫黄がお湯に溶けた状態であり無色透明。それが酸化していくうちにコロイド粒子に変化し、湯色も乳白色になります。

コロイド粒子が小さいうちは透明感がまだある。酸化したコロイド粒子は大きいので白く見える。

line

茶褐色・赤色

茶褐色・赤色

含鉄泉に多く見られます。これも地上に沸き出した時は無色透明のものが多いのですが、空気に触れることで鉄分が酸化し、茶色いコロイド粒子ができます。このコロイド粒子がお湯を濁らせ、茶褐色や赤色の湯になります。

酸化した鉄分が茶色い沈殿物を作る。酸化した沈殿物が茶褐色や赤色の湯を作る。

line

黒色

黒色

太古の植物が積み重なった腐植質の地層から湧き出ています。腐植質にはフミン酸という物質(植物が微生物に分解された物質)が含まれていますが、このフミン酸のコロイド粒子の量や大きさによって、透明感のあるウーロン茶のような色だったり、真っ黒で不透明な湯になったりします。

腐食した植物がフミン酸という物質を作る。フミン酸の量によって透明度が違う。

line

緑色

緑色

緑色の湯のメカニズムはまだ詳しく解明されていませんが、硫黄成分の含有量が多いことが共通点としてあげられています。

温泉中の藻や微生物の色によるものだとされているが…

line

青色

青色

青色の湯のメカニズムもまだ解明されていませんが、成分中の「珪酸(ケイサン)や硫黄成分」が関係していると言われています。乳青色の湯は、乳白色への変化の過程で見られることもあります。

珪酸(ケイサン)が関係しているといわれているが…
温泉などの大きな浴槽で白く濁って見えるお湯も…桶にお湯を移すと濁っていない透明なお湯に見える

 

このように、成分や沈殿物は湯色を決める大きな要因になりますが、もう1つ、色に影響するのが実は 線(太陽光など)です。温泉の成分の細かい粒子に太陽光がぶつかって拡散する現象が、人間の目には「乳白色」「薄い青」などに見えているからです。この現象がよくわかるのが、真っ白に見える露天風呂の湯を手桶に汲んだ時。大きな露天風呂では光の拡散が起こっているので白く見えますが、手桶の中では光が拡散しないので、本来の湯色に見えることもあるのです。このように深い関係にある太陽光と色。だからこそ、朝と夜、晴れの日と曇りの日、季節など、太陽の光が変化するのに合わせて、温泉の色も違って見えたりするのです。そういう意味では温泉の色はまさに自然の産物。ぜひそのような観点で温泉の色を楽しんでみてくださいね。

line_bubble

「転地効果」を実感していただくための色開発

今回は温泉の色に関するお話でしたが、実際の温泉を回ってみると、一番多いのは無色透明だったりします。温泉を忠実に再現するだけならば、色のない入浴剤でもよいのかもしれませんが、それでは物足りないという方が多いのが実情…。実際に業界では非常に難しいとされていた白濁の入浴剤である「日本の名湯 登別カルルス」「日本の名湯 山代」が発売された当時のお客さまの反応を見ても、どれだけ色に対する期待感が大きいかは明確でした。だからこそ私たちは「色」を大切に考え、大きな役割を担わせました。それが「転地 効果」の再現です。「転地効果」とは温泉療養などの際に語られる「温泉地に行くこと自体がストレスを解 消し療養効果を生み出す」という理論。自宅のお風呂では実際には得られない転地効果、つまり「大好きな温泉に旅行に来た気分」を味わっていただくために、私たちは「色(と香り)」に着目しているのです。
例えば「日本の名湯」ならば、テーマとした温泉地をイメージできるように、実際に開発担当者が現地に赴き、温泉の泉質だけでなく、その土地の風景や気候、特産物、感じた風など、ありとあらゆる実体験と資料研究を繰り返し、まずはその土地を深く知ることからスタートします。そのうえで、イメージを膨らませ「色」を完成させているのです。また、光によって変化する色の特性を考慮して、実際の浴槽を置いた実験室では、白熱灯や蛍光灯など様々な照明でどのように色が変化するなどの細かいチェックもしています。

line_bubble

 

ソーシャルメディア
Instagram バスクリン公式アカウント bathclin_jp
バスクリン公式Twitterアカウント
メールマガジン
バスクリンメールマガジン

会員情報変更はこちら>

通販サイト
バスクリン通販ショップ
このページのトップへ