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名湯案内 青森県 蔦温泉

十和田の森に囲まれた名湯は湯船の底から湧き出していた
温泉

昔の風情がそのまま残る、山中の一軒宿

 
東北地方は日本でも温泉が多く湧き出ているエリアです。そしてその温泉の多くは奥羽山脈の大火山帯からの自然の恵みを受けた名湯といえます。
十和田八幡平国立公園にある蔦(つた)温泉は、十和田湖の北側、ブナの原生林と静かな沼に囲まれた一軒宿です。


夏、北東北の澄み切った空の下、一軒宿の蔦温泉


築90年以上になるという本館。懐かしい郵便ポストが見える。

12世紀には湯治小屋があったと文献に残っているそうですが、明治時代に旅館となり、文人らが遠方から訪ねてくるほどの名湯として知られるようになりました。その古くからの雰囲気は今も色濃く残っています。使い込まれた木の風合いが気持ちをやわらげてくれる本館。その玄関の左側には、懐かしいスタイルの郵便ポスト、右側には飲むこともできる湧き水があります。中に入ると、まさに帳場(ちょうば)と呼ぶにふさわしい雰囲気の受付があります。しかし、客室やレ ストランの設備は新しく、宿泊にはまったく不自由を感じません。


玄関脇に導水されている湧き水。冷たくて本当においしい。


昔ながらの帳場だが、設備は最新式で安心して宿泊できる。


本館と、山の上方にある別館をつなぐ長い階段。


本館の廊下を挟んで並ぶ座敷。木のぬくもりが感じられる。
 
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地中から湧き出す源泉の上に湯船を置いた

 
「少しくらい山の中でも、遠い所でも、いい温泉があるなら行きたい」と考える名湯ファンなら、蔦温泉のすばらしい源泉にはきっと満足するでしょう。普通、温泉は地中から湧き出しており、その源泉から配管などで湯船に引き込んでいるケースがほとんどです。しかし蔦温泉は、湧き出してきた源泉に そのままつかることができる貴重な温泉です。
なぜなら、ふつふつと湧いて出る源泉の上に湯船を設置し、湯屋を建てているからです。
その証拠に、湯船の上方には湯の注ぎ口がありません。それなのに湯がどんどん湧いて溢れ、湯船の外に流れ出しています。湯船の底をよく見ていると、透明な泡がぽこぽこと浮き上がってきます。これは源泉と一緒に気体が出ているからです。
蔦温泉の湯船は、現在3つあります。男女が時間交代で入浴できる「久安(きゅうあん)の湯」、男女それぞれに分かれている「泉響(せんきょう)の湯」です。どの浴室も木の壁に囲まれて、とても風情があります。とくに「久安の湯」は昔の雰囲気を色濃く残しています。体を洗う時に使う湯も、やはり地中から湧き出している源泉です。浴室の床に四角く区切った穴があり、その中から湯を汲み出し、体を洗うのに使うのです。


「久安の湯」の湯船。底の板から湧き出した源泉が溢れる。


四角い穴から汲み出して体を洗うかけ湯。こちらも源泉。


「泉響の湯」は天井までの高さ12m。木組みが見事

「泉響の湯」は、湯壷があり、ここから溢れる湯を使います。改築してからまだ年月の経っていない「泉響の湯」ですが、やはり贅沢に木を使っていて、見上げると天井付近の木組みが見事です。天井まで浴槽から12mもの高さがあるそうです。泉質は単純泉で、無色透明・無味無臭で刺激がなく、お年寄りや子供でも 入りやすい湯です。
湯船につかると、最初はけっこう熱く感じますが、しばらくすると慣れてきて、じんわりと体が芯から温まってくるのがわかります。湯船の底板から上がってくる泡を見たり、天井を見上げたり、のんびりしているとのぼせてしまいそうです。
 
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宿の周囲は北東北の大自然がいっぱい

蔦温泉は一軒宿ですから、温泉街はもちろん近くには人家も見当たりません。その代わりにあるのは、深い森と静かな沼です。

ブナの原生林の中にある「沼めぐりの小路」は気軽に歩ける。

蔦温泉の背後には大きな蔦沼が控え、ほかにも鏡沼、月沼、長沼、菅沼、ひょうたん沼など、太古からの静かな水面をそのまま残している沼が点在していて、それらを巡る自然研究路「沼めぐりの小路」があります。
小さなせせらぎに沿って、ブナの森をくぐり抜けると突然、目の前に蔦沼が現れます。ブナの原生林と空を映し静寂そのものです。ひとしきり歩いたら、また宿に戻って蔦の名湯にゆっくりと入りたい気分になりました。


「沼めぐりの小路」に沿って、小さなせせらぎや池がある。


宿から10分も歩けば蔦沼に出る。静寂そのもの

(取材:岩間靖典)

 

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蔦温泉の公式ホームページ

 
交通アクセス

青森県 蔦温泉2

 

電車
東北新幹線 八戸駅から
JRバスで約1時間40分
あるいはタクシーで約13,000円
奥羽本線・東北本線 青森駅から
タクシーで約12,000円
 

八戸方面から
国道45号 ⇒ 国道102号 ⇒ 国道103号経由、八甲田方面
青森方面から
国道4号 ⇒ 国道103号経由、八甲田・十和田湖方面
 
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ひとことコラム

 
青森県 蔦温泉3

蔦温泉を訪れるのはこれで3度目となりました。何回訪れても、あの、湯船の底板から湧き上がってくる熱くて透き通った泡には驚かされます。地球の中から少しずつエネルギーをもらっているような感覚になるからです。訪れるのはいつも夏でしたから、ブナの葉の鮮やかな緑色も忘れられません。空の紺碧、ブナの葉の緑、沼の水色。今度は秋か春に訪れて、これらがどんな色に変わっているのかを見たいものです。

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