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入浴-温熱

入浴の最強作用である温熱は健康の近道

 入浴の主な作用である温熱・静水圧・浮力の中で温熱の影響が大きく体に作用します。入浴による体温の上昇は、我々の健康維持にとって重要ですが、その方法によっては、体への負荷が大きく健康に害を与えかねません。そこで、種々の入浴条件の検討から、目的に応じた入浴法や入浴時の注意点などについて検討しています。

体温上昇の意義

 体温の維持はエネルギーの生成に必須です。低体温では元気を失い、ついには病気になってしまいます。日常の生活において、ストレスや疲労が続くと交感神経が緊張状態となり血管収縮により低体温となります。
 入浴による温熱作用は、神経を介した血管内皮細胞の一酸化窒素(NO)が産生し、温熱性の血管拡張が生じます。皮膚で温められた血液が効率よく熱を体内に持ち込み、深部体温は上昇し、全身の代謝改善と老廃物排出が疲労回復や痛みの改善へと繋がります。

体温が上昇すると、

・血管が拡張し血行が促進します
・血行が促進することで新陳代謝が活性化します
・筋の弛緩作用から柔軟性も高まります
・神経の過敏性が抑制され、痛みが和らぎます

入浴法および入浴習慣が心身に及ぼす影響に関する研究:2014 

入浴法および入浴習慣が心身に及ぼす影響に関する研究:2014

 しかし、熱い湯の入浴で、体温を急激に高めることは心拍数の増加など体への負荷が大きくなるために、少しぬるめに湯に入浴し、ゆっくり体温を高めていくことが重要です。

浴後にリラックスするには体温を1.1℃上げるのが理想

 入浴時の湯温度によって、自律神経への影響が異なります。39℃と41℃における入浴時の自律神経活動を比較すると、39℃条件では交感神経の亢進を抑え、副交感神経の低下を抑制しています。また、浴後30分におけるリラックス度を交感神経由来の唾液アミラーゼにて評価すると、入浴中に体温が約1.1℃上昇することでリラックスしている状態であることを認めました。
 したがって、少しぬるめのお風呂に体温が約1.1℃上昇するまでゆっくり湯につかることがリラックスに適した入浴法と言えます。
 しかし、体温の上昇は年齢や性別によって異なります。加齢に伴う体温調節機能の反応性が低くなることや、脂肪量の増加や筋量の減少が蓄熱性の低下を引き起こし、循環血液量減少が血液対流による核心温上昇効果を減弱すると考えられます。そのため、各人に合った方法で入浴することが必要です

ストレス解消入浴法は体温を1.1℃上げる.日本健康開発財団誌:2018 ストレス解消入浴法は体温を1.1℃上げる.日本健康開発財団誌:2018

ストレス解消入浴法は体温を1.1℃上げる.日本健康開発財団誌:2018

 

入浴、香りが自律神経系に及ぼす影響:ニュースリリース2010年
入浴時の体温変化と唾液アミラーゼおよび身体への負荷を検討:ニュースリリース2016年
年代別入浴時体温変化の身体に及ぼす影響:ニュースリリース2016年

継続した温浴の効果

 昔から温泉を用いた湯治は、1~3週間温泉に滞在することが必要とされています。私たちも、入浴による熱刺激を繰り返すことで長期的な冷え症緩和に繋がる可能性を示しています。また、入浴習慣により発汗機能を高めることで、熱中症対策になる可能性を示唆されました。
 入浴による体温上昇は、一過性に留めることなく、継続することが身体の種々の症状を緩和でき健康維持に繋がる可能性があります。

入浴による継続的な熱負荷が発汗機能を向上させる ~「おうち時間」を利用して、夏の暑さに備えた身体づくりを~:ニュースリリース2020年

ヒートショックプロテインを高める

 温熱刺激により、ヒートショックプロテイン(HSP)が産生されます。HSPは、構造の壊れた細胞を修復し、疲労回復や予防に効果的なタンパク質で健康を維持する上で重要 な働きをします。私たちは、HSPプロジェクト研究所の伊藤要子(医学)博士との研究で、日常生活における入浴でHSPを産生させる方法等を検討しています。(健康増進の項を参照)

入浴による熱ストレスで 誘導されるHeat Shock Protein ( HSP 70 ) の増加を確認:ニュースリリース2008年
HSPプロジェクト研究所との共同研究で新入浴習慣を提案 継続したHSP入浴法で健康維持:ニュースリリース2020年

一般社団法人HSPプロジェクト研究所所長 医学博士 伊藤要子

一般社団法人HSPプロジェクト研究所所長 医学博士 伊藤要子

ヒートショックプロテイン(HSP)の研究をはじめて30年以上になります。細胞、動物の基礎研究から始まり、臨床・応用研究により、HSPが一般の人々の健康に貢献し、HSPが知られるようになりました。
HSPはヒトを含め殆どの生き物に存在して、様々なストレスによる傷害を修理し、我々生き物をストレスから守ってくれます。最も効果的なHSPの増加法は、熱であることを実験で確認し、熱(加温)を利用してHSPを増加させるマイルド加温療法を確立しました。医療では加温装置を使用しHSPを高め、がんの治療などに、家庭ではお風呂でのHSP入浴法でHSPを高め、健康維持、感染予防、低体温の改善、疲労軽減、運動能力向上、老化予防、美肌効果、ダイエット等に役立てています(実験で確認)。HSPの最大の魅力は、誰でも自分で必要な時に容易にHSP入浴法でHSPを増加できることです。

HSP, マイルド加温療法、HSP入浴法については伊藤要子ホームページ参照URL:https://www.youko-itoh-hsp.com/

用語解説

自律神経:内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、意思とは関係なく活動する。交感神経と副交感神経という逆の働きをする2つに分かれていて、交感神経は身体を活発に動かすときに働き、副交感神経は身体を休めるときに働く。これらが互いにバランスを取りながら身体の状態を調節する。
・ヒートショックプロテイン:熱刺激により誘導される物質であり、細胞の修復に作用し疲労回復や予防に効果的なタンパク質である。

タイトル

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